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雇用調整助成金(小規模事業者向け)の申請方法/6月12日以降の変更点もカバー

2020年6月16日(最終更新日:2021年2月20日)

このページの対象者

・小規模事業主(従業員が概ね20人以下の会社や個人事業主)で雇用調整助成金を申請したい方
・令和1年1月24日〜申請する判定基礎期間中(給与の締め日)までに解雇をしていない会社及び個人事業主の方
・細かい内容の把握は抜きにしてとにかく申請を完了させたい方
・社会保険労務士に委託せずに自身での申請を考えている方
・ExcelとWordがある方

雇用調整助成金は申請方法が煩雑だということで有名でしたが、今回の新型コロナウィルスの騒動に乗じ、二段階の簡素化が行われました。

通常時の申請から段階的な簡素化においても申請を経験したDarwin Industryが2020年6月12日以降の小規模事業者向けの雇用調整助成金の申請方法を解説したいと思います(ちなみに簡素化前でも支給決定通知書をゲットできました)。

雇用調整助成金について詳しく理解することよりも、実際に申請ができて支給されることを重視しているので、細かい語彙の正誤は除外して考えてください。

ただ、自社では行っていない社会保険労務士さんなどの情報とは違い、実際に支給まで経験した実地の情報をどこよりも分かりやすくまとめていますのでご参考ください。

必要な資料なども適宜DLできるようにしていますので、本記事に沿って進めて行けば完成してしまいます。

また、小規模事業者以外の方、過去の申請の大変さを知りたいという稀有な方は『雇用調整助成金の申請方法【心構え編】』をご覧ください。

雇用調整助成金の大前提

まずは雇用調整助成金の大前提を知っておきましょう。

やってしまえば当たり前のことだと感じますが、やる前には分かりにくかったポイントをまとめておきます。

雇用調整助成金は判定基礎期間毎に申請する必要がある

この見出しだけだと意味わかりませんよね。

判定基礎期間とは何なのかというと、簡単に言ってしまえば給与の締め日までの期間のことです。

例えば、毎月15日が給料日の会社で給与の締め日が末日だったとしましょう。

では6月15日に振り込まれる給与の判定基礎期間はいつでしょうか。

正解は5月1日〜5月31日ですね。

と「給与の対象期間」(日本語としてはおかしい)ぐらいで書いておいてくれたらいいのに・・・と思うのですが役所仕事ではそうもいかないのでしょう。

そして本題ですが、

この判定基礎期間毎に申請書類を提出しなければならない

ということです。

毎月ごとの提出が必要です。

ちなみに期限もあって

判定基礎期間の最終日から2ヶ月以内

というルールがあります。

5月31日が半手基礎期間の最終日なら期日は7月31日ということですね。

事前申請は不可なので、考え方によっては2ヶ月分をまとめて提出することができることになります。

ちなみに2回目以降は提出書類が若干削減されます。

役員はだめ

当然と言えば当然ですが、雇用調整助成金は労働者を対象とした助成金なので役員は行えません。

対象期間に解雇した人がいる場合は助成率が下がる

巷では助成率100%になった、1日の上限金額が15,000円になったと言われていますが、令和1年1月24日〜申請する判定基礎期間の間に「解雇」を行っていた場合は助成率が80%になります。

とは言え助成されないわけではないので助かりますね。

雇用調整助成金(小規模事業者向け)に必要な申請書類はこれだ

(1)休業させた日や時間が分かる書類

(2)休業手当や賃金の額が分かる書類

(3)支給申請書類(3種類)

(4)比較した月の売上などが分かる書類※2回目以降は提出不要

(5)役員名簿

(6)通帳またはキャッシュカードのコピー※2回目以降は提出不要

こうやって並べ立てると気圧されるかもしれませんが、安心してください。

このページに沿って作り上げて行けば何の問題もなく完成させられるようにしているので、今の段階では「こんだけあるんだ〜」ぐらいの気持ちで問題ありません。

ではでは早速、申請書類を完成させていきましょう!

(1)休業させた日や時間が分かる書類 1/6

休業させた日が分かる書類を用意しましょう。これは手書きのシフト表なんかでも大丈夫なので気楽に考えましょう。

仮に不可だったとしても事務局から連絡があって再提出すればクリアできるので気軽に考えましょう。

厚生労働省が公表しているパンフレットによれば、タイムカード、出勤簿、シフト表が対象になるようです。

よくわからないって方は、Darwin Industryで提出した資料のフォーマットをコチラからDLできるようにしているのでご利用ください。

選択式で「勤務」「休業」「時短」「休日」を選択できるようにしており、各日数を自動計算できるようにしています。

(2)休業手当や賃金の額が分かる書類 2/6

厚生労働省公表のパンフレットによると、給与明細の写しや控え、賃金台帳がここに該当する資料です。

ポイントは

「休業手当」と「休業控除」の項目が確認できるもの

とのことですが、これは簡素化される前までの項目なので、簡素化以降は必要なのかどうか明確な記述は見当たりませんでした。

今後、事務局に確認出来しだい、ここのポイントは更新しますが、常に出している給与明細などを添付し、後に事務局からの連絡で対応するというスタンスでも問題ないと思います。

いやいや、ちゃんと完成した資料を創るんだって方はDarwin Industryが申請する際に使用した賃金台帳のフォーマットがあるのでコチラからDLしてご利用ください。

少し複雑に見えるかもしれませんが、小規模事業者の方であれば分かる項目だけ記入しておいて、残りはほぼ無記入でクリアできちゃうと思います。

(3)支給申請書類(3種類) 3/6

ではでは、ここから本格的な支給申請の記入です。

支給申請書類はこちらからDLできます。

3つの資料が一まとめのファイルになっているので1つ1つ見ていきましょう。

休業実績一覧表

出ました、冒頭でもお伝えした「判定基礎期間」です。今回申請する給与の対象期間を書きましょう。

これが各月ごとに申請が必要になる根拠になる部分です。

残りの記載内容には特に困るようなことはないでしょう。

休業日数などは(1)で作った資料を元に記載しましょう。

雇用保険被保険者番号に関しては、雇用保険に加入した際に送られてくる資料に記載されています。

よくあるところで言えば、事業主の所に「氏名」の欄がありますが、法人の方は法人名と役職名の記載を忘れないようにしましょう。

労働者代表者に関しては誰でも構わないので、誰かを選任し、捺印をもらう必要があります(事前に複数月を作成するなら提出は後ほどでも複数枚いっきに作っておく手もあります)。

※雇用保険被保険者番号なんてないんだよ!って方は恐らくアルバイトやパートの方を申請しようと考えている方だと思いますので資料が違います(コチラの資料)。また若干、本記事の内容と異なる部分もあるので厚生労働省が公表しているパンフレットをご確認ください。

雇用調整助成金 支給申請書

支給申請書に関しては、もう説明の必要がある場所はないでしょう。間違いに注意して記載してください。

支給要件確認申立書(雇用調整助成金)

さて、支給要件確認申立書は通常の方であれば、選択肢は「はい」「無記入」「はい」で済むはずです。

通常の方でない方とは、過去に不正受給などを行った方なので、このページをご覧になっている方は対象にならないでしょう。

「はい」「無記入」「はい」でいきましょう。

あとは「法人番号」と事業主の「生年月日」の記入を忘れずに(役員一覧を提出する方は不要と書かれていますが、大した手間ではないので記入しましょう)。

(4)比較した月の売上などが分かる書類※2回目以降は提出不要 4/6

初回に申請する月の前月の売上と前年比の売上を比較できるものが必要です。

厚生労働省が公表するパンフレットによると、売上簿、レジの月次集計、収入簿と記されていますが、つまりは何でもわかればOKってことです。

手書きさえOKの模様です。

ちなみにコチラの資料は2回目以降の申請時には不要となっています。

(5)役員名簿 5/6

法人企業であれば必ず役員がいると思います。その方の名前と生年月日が分かるリストを用意しましょう。

フォーマットは特に指定がありません。

Darwin Industryでは簡素化前の申請だったので、その際のフォーマットを使用しています。

特に気にされない方はコチラから該当フォーマットをDLして使用されてもいいと思います(必要十分な欄がありますが不足分はないので安心できるかと)。

(6)通帳またはキャッシュカードのコピー※2回目以降は提出不要 6/6

通帳またはキャッシュカードのコピーは、厚生労働省のパンフレットによると、あくまで努力目標で必要不可欠でないという記述があります。

しかし、こう言った公的な申請系の物は、なんだかんだいって必要だと後から言われてしまうケースがよくあります。

なので、後から対応する手間を考えれば、この程度のことは用意しておいた方が得策です。

通帳の写しを提出する際には、表紙と開いた中面の1ページ目と2ページ目をコピーしたモノを提出しておけば間違いないでしょう。

できればここで楽を考えないことをオススメ致します。

雇用調整助成金の簡素化ヤバイ

今回、このページを作り、実際に初期段階の申請から行ってきた立場としての所感としては、この簡素化はかなりヤバイです。

めちゃくちゃ楽になってます。

残念なことで言えばオンライン申請が立て続けにダウンしてしまってることぐらいです。

簡単すぎて不正受給し放題な状態なので、事後処理は考えなきゃだとは思いますが、日本政府頑張った!って感じが出てます。

これでもまだまだ不満の声は出てくるのだと思いますが、良くなっているという事実とダメな部分もあるが両立するという考え方を持って、皆でこの難曲を乗り越えて行こうという空気感が高まればいいなと願うばかりです。

最後になりましたが、助成金の申請はタイミングや場所、担当者によって若干の相違があるのは世の常です。

なるべくこのページは多くの皆様に役立つ状態にアップデートを行いたいので、よければ皆さんの実体験の声、もしくは改善点などをDarwin IndustryのLINEアカウントまでもらえると嬉しいです。

皆さんのご協力宜しくお願い致します。

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